サブスクリプション型 黄金の島再生パートナー制度

たとえ明日、世界が滅亡しようとも
今日僕はレモンの木を植える

レモン苗木パートナー とは

耕作放棄地を開拓した畑に植樹したレモンをとびしま柑橘倶楽部と一緒に苗木から育てる育ての親のような存在(パートナー)となり、苗木1本から参加できるサブスクリプション型パートナー制度です。

耕作放棄地増加、農家の高齢化、貧困格差、雇用、健康、自給率、気候変動など身近には多くの課題が散らばっています。
1本のレモンの木はその実で美味しいレモネードを味わわせてくれるだけでなく、社会の問題を少し解決してくれます。

とびしま海道について

数々のアニメや映画の舞台となっている 広島県呉市。
その中心街から車で40分、瀬戸内の真ん中に連なり柑橘の栽培や漁業で盛んな7つの橋で手をつないだ大小7つの島々です。

明治 31 年(1898 年)に当時豊田郡豊町大長 (現呉市豊町大長 )がレモン栽培の始まりとされており、広島のレモン発祥の地と言われています。
温暖かつ台風襲来が少ないことからレモンの栽培適地であるため全国でも指折りのレモンや柑橘の名産地となっています。

「松濤園」や「御手洗街並み保存地区」海水浴場、観光農園、展望台、個性豊かな飲食店などの名所をはじめ多くのサイクリストも訪れる観光地でもあります。

とびしまレモンの需要は高まっているのに畑は減っている

およそ10年前から売れずに余っていたレモンや柑橘を使った商品開発や、イベントへの参加でレモンムーブメントを起こす活動を地域の方々と続けてきた中で、広島県産レモンの認知度が高まり近年ではレモンが足りないという課題が起こりました なぜ足りていないのかを調べてみると農家さんや畑が減っていることに気づきました。
需要があるにもかかわらず、若い生産者が増えない、年々農家さんが高齢化し世話ができる畑がどんどん小さくなっていく、そして耕作放棄地が増えていく…

これまでに、とびしま柑橘倶楽部と地域の方々とで農家を増やすための様々なフォーラムや活動をしてきましたが、なかなか農家さんが増えない状況が続いています。
そこにはいくつかの課題があります。

  • 一つはレモンや柑橘栽培が収入になるまで3年かかり新しく農業を始める人にとってハードルが高いこと。
  • 2つめは相続や農地法、農家さんとの信頼関係などで耕作放棄地であっても希望通りの園地を取得することが難しいこと。
  • そして3つめは、長年育ててきた果樹が台風や冷害などによって壊滅するリスクです。

何年かに一度必ずと言っていいほどやってくるリスクに対して、生産者である農家さんが持続可能な農業を続けていけるよう収益を得られる仕組みをつくらないと農家は増えないと考えています。

これらの課題を解決するための一つの方法として、サブスクリプション型黄金の島再生パートナー制度を立ち上げました。

とびしま柑橘倶楽部が長年お世話になっている農家さんや、とびしま海道近隣で耕作放棄地でお困りの園地をお預かりしてレモンの苗木を植え、黄金の島再生へと少しずつ近づけていきます。

3つの特徴

  • 個人、企業問わず誰でも1本から参加できる

    会員登録の必要なしで誰でも1本からパートナーになることができます。
    解除手数料は一切ありません。
    加入期間の制限はありませんが、長く続けていただける方にご参加いただけたら嬉しいです。

  • 返礼品を受け取れる

    サブスク加入期間中に支払った料金の半分相当額のレモンまたはレモン加工品(送料も含む)を翌年度に受け取れます。
    (※返礼品のお受け取りは加入した年の翌年度です)
    残りの半分はレモン苗木の維持管理費となります。
    収穫量にもよりますがパートナーになった苗木から収穫したレモンをお届けいたします。
    その他、レモン木のお世話体験(摘果、剪定他)収穫体験も無料で参加できます。

  • SDGs、企業のCSR活動、地域活動として参画し
    未来に向けた地球環境改善へ貢献できる

    レモン苗木パートナーとしての告知、撮影した写真・動画等をHP,SNSへ投稿、ポスターWEB等広告、メディア等に使用いただけます。
    また希望者へ有効期限が明記された「果樹登録証」を発行いたします(1年更新)。

    ※ただし、これらすべてはサブスク解約後に一切ご使用いただけませんのでご注意ください。

サブスクがつなぐ未来

パートナーが増え園地が広がっていくことで思い描いている未来があります。

苗木はパートナーの方々と一緒に育てていきながら、一方で

例えば、新たにレモン栽培を始めたいという方が栽培のノウハウを経験する場になったり、農作業の負担を軽くするために様々な業態の方々と連携し、まだまだ遅れている栽培の機械化やDX化、新たな流通方法へのチャレンジなど農業効率を上げるための試験場として園地を活用することで、若い人が農業しやすい環境をつくることができるかもしれません。

これまで毎年どのぐらいの量が販売できるか不明確で収入見込が不安定であったことが、サブスクという形を取ることで、安定的な収入を見込めるので若い農家さんにとって今後の事業計画が立てやすくなるかもしれません。
また、様々な企業がSDGs活動、CSR活動の一環として取り組むことで地域の課題に目を向け改善しようという活動が生まれてくるかもしれません。

さらには園地が広がれば緑が増え二酸化炭素を減らし環境問題改善にもつながっていくかもしれません。

とびしまレモンをきっかけに、パートナー、ボランティア、地域、企業、みんなを巻き込んでいくことでいろんな繋がりを育み、とびしま海道の中で化学反応が起きそれが持続可能な社会を形作っていく、そんな未来を想像し夢をふくらませています。

あなたも一緒にレモンの木を育てませんか。