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エシカル消費 エシカル商品 その商品を購入することで環境・社会問題の解決につながる取り組み


【エシカル】

最近よく耳にする言葉「エシカル」。

言葉の意味を調べてみると

英語で「倫理的な」という意味の

形容詞・ethical

”近年は、英語圏を中心に倫理的活動を
「エシカル○○○○」と表現し、エシカル
「倫理的=環境保全や社会貢献」という
意味合いが強くなっている。”

(ウィキペディアより引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%AB )

「エシカル消費」

「エシカル商品」

「エシカルフード」

という言葉もよく耳にします

直訳すると

「倫理的な消費」

「倫理的な商品」

「倫理的な食品」

これらは

その商品を購入することで

環境や社会問題の解決につながる商品

のことを指すそうです

有名なところで挙げると

歌手のMISIAさんがされている

エシカルショップ

「MY CHOISE MY LIFE」です

「MY CHOISE MY LIFE」URL ▼
https://mychoice-mylife.shop/

このお店に並ぶ商品は

MISIAさんがCSR活動を通じ出会った

知的障害のある人と

健常者がともに作った

お菓子を販売していたり

ケニアでサポートしている小学校で

親たちの職業訓練が行われており

訓練を通して出来上がった

ポーチやマスクなどの雑貨などがあります

これらを購入することで

子供たちの学校建設資金や

寄付、支援につながります

私たちが住む呉にも

こういったエシカル商品を

扱われているのが

「TEGO」さんです

TEGO ホームページ ▼

https://www.tego.tips/

TEGOさんは

放置竹林の竹や

牡蠣イカダを竹チップに加工し

農業用肥料や園芸資材への利用を

広める取り組みをされています

放置竹林は土砂災害を引き起こす危険が高く

全国でも頭を抱える大きな問題となっています

また牡蠣イカダは毎年修理が必要で

その度に大量に廃棄処分されています

これらを加工した竹チップを

園芸や農業用肥料として使い

庭や畑に撒くことで

地域が抱える放置竹林問題の解決や

環境ゴミ問題への解決につながる

「エシカル消費」につながるのです

手前味噌ですが

私たちとびしま柑橘倶楽部の活動も

実は「エシカル」だったのか!

と気づきました

オンラインショップでご注文いただく

レモンやみかんは

自分達で販売できる量に限りますが

できるだけ高く適正価格で買い取るようにしていて

農家さんから

「本当にそんなに高く買い取ってくれていいの?」

と言われることも多いです

できるだけ高く買い取る理由は

農家さんが将来的に存続し続け

今後レモン柑橘栽培

産業として続いていくことを

考えていかなければ

とびしま海道の島の主産業である

柑橘栽培がなくなってしまい

島に将来人がいなくなってしまうからです

とびしまレモンは決して安くはないですし

オンラインショップの商品も

安さに重きを置いていません

理由は

農家さん、生産者さんが今後も継続して

農業、産業を続けていけるように

適正な価格で仕入れて販売しているからです

そして農家さん、

生産者さんを支えるだけでなく

売り上げの一部を使って

獣害を引き起こす要因となる耕作放棄地を

レモン畑に再生するため活動

(苗木、肥料購入費用等)に充てています

とびしま柑橘倶楽部オンラインショップの

商品をご注文いただくと

こうした取り組みを支援する

エシカルにつながります

「エシカル」を考えていくと

「フェアトレード」という言葉も

関係してきます

フェアトレードは文字通り

「公平・公正な取引」です

開発途上国の原料や製品を

適正な価格で継続的に購入することを

指すことが多いですが

これは国内外問わず

日本でも身近にあてまることは

多くあると思います

買う側にとって

品質が良いものを安く買えるに

越したことはありません

同じレモンでも

良い品質を少しでも安く買いたい

と思うのは買い手側の心理です

しかし

品質がいいということは

それなりに手間や費用がかかっている

ということで

それを低価格で出すということは

その皺寄せがどこかにいっていて

買う側に見えないだけで

誰かがそれを負ってしまっています

いい品質のものを安く販売するため

大量仕入れして値下げ交渉を行うのが

昔からの流れで

生産者も売れないよりは売れた方がいいので

薄利多売を受け入れてしまいます

本来得られるはずだった利益よりは少ないが

多少でも利益になったのでいいだろうと

納得してしまうのです

 

こんなことが将来的に続いていくと

汗水垂らして働いても収入は上がらない

続けていくのがしんどくなってしまう

その職に就く人が減っていく

という悪循環に陥ってしまうのです

これは農業だけでなく漁業や酪農

畜産業にも言えることだと思います

このままの社会が続くと

一体どうなるでしょう?

買い手:良品を安く買いたい
    できるだけ安く買いたい
  ↓

小売:良品を安く販売
大量仕入値引き交渉

  ↓

生産者:薄利多売
続けるのしんどい

  ↓
しんどい職業として若者に選ばれなくなり
後継者、生産者減る

  ↓
作り手が減るので物が減る
物価が上がる

  ↓
買い手:家計の負担が増す
品物が手に入らなくなる

 

結局は買い手が自分で自分の首を

閉めることにつながっていまうのでは

ないでしょうか

今、スーパーで手に取っている野菜1つ

魚、肉、牛乳、1つ1つの選択が

巡り巡って

将来の自分達

そして子供達に返ってくるのです

昔は

「良品を安く」が誉められたし

多くの人に受け入れられてきました

その陰でそのしわ寄せの負担を負わされていた人に

目を瞑っていたのも事実です

でもこれから

食糧危機、環境問題、

日本は人口減少の時代を迎えるにあたり

今まで目を瞑ってきたものに

しっかりと向き合っていかなければ

社会が持続していくのは難しいと思います

だから今、SDGsが世界的にも

日本でも急速に広まってきているのでは

と思っています

 

 

「社会が良くなっていくに

越したことはないが

自分一人が変わったところで

どうしようもない」

果たしてそうでしょうか?

これは選挙と一緒だと思います

 

たとえ小さな1票だとしても

自分の意思で選んだその1票が積み重なり

社会が変わっていくきっかけとなります

自分が選ぶものが

どう人を社会を変えていくものなのか考えて

身近でできるところから

「エシカル」を選択したい

私は感じました

 

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